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【解説】Synology NASでの『Active Backup for Office 365』の使い方-バックアップ編

こんにちは、ゆめたろうです。

 

タイトルを見て、「Office365ってクラウドデータなのに、わざわざバックアップするの!?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが…

 

確かにデータセンター側では、しっかりと冗長化や定期バックアップが組まれているはずですし、データが消失したなんて話はほぼ聞いた事がありません。

ヒューマンエラーで誤って削除してしまう等も、ある程度の想定はされており、大抵の場合はデータを復元する事が出来るようになっています。

 

しかしながら、万が一何らかの原因でデータが消失した場合、規約上では責任はMicrosoft側ではなく、業者側にあるという形になっています。

そういった背景もあり、最近では「クラウドデータもちゃんとバックアップを取っておきましょう」という風潮が強くなってきている気がします。

 

という事で、本日は、Synology社が提供している「Active Backup for Office 365」というOffice365のバックアップツールについて、検証した際の操作手順付きで公開していこうと思います。

 

今回の検証環境

今回、「Active Backup for Office 365」を使用するために用意したのはこちら。


DS918+ Synology ビジネス向け 4ベイオールインワンNASキット DiskStation DS918+

なんとこのツール、Synology社のNASさえ購入してしまえば、無料で使う事が出来ます。

※使用出来る筐体と出来ない筐体がありますので、詳しくは下記リンクの「適用機種」を参照してください。

バックアップ、ビジネス、マルチメディア、コラボレーション、監視など、独自のニーズのために作られた、極めて多数の Syno…

 

Office365のバックアップツールにはクラウドタイプの物もあるのですが、Office365のアカウント数によってライセンス料が膨らんでしまう事と、継続的に費用コストがかかる事の二つの理由から、今回Synology社のNASを選定した形となります。

 

また、オンプレミス環境へのバックアップになるという事で、機密ファイルが必要以上に外へ漏れる事がない点もメリットの一つですね。

まあ結局のところは、ぶっちぎりでコストが安いのが一番の理由ですが(笑)

 

という事で、こちらの[DS918+]にSeagate製の3TBのHDDをセットし、実際にバックアップを行ってみる事にします。

 

Active Backup for Office 365のインストール

ユーザ設定等の一通りの初期設定を終わらせた後、早速「Active Backup for Office 365」をインストールしてみましょう。

インストール

まずはブラウザ経由でNASにアクセスし、ログインします。

ブラウザ経由でログインする様子

 

 

続いて、パッケージセンターのアイコンを選択します。

パッケージセンターのアイコンを選択

 

「Active Backup for Office 365」欄にある「インストール」を押下します。

「インストール」を押下する様子

 

しばらく待つとインストールが完了し、「開く」ボタンへ変化するので、そのまま押下します。

「開く」ボタンを押下する様子

 

すると、「Active Backup for Office 365へようこそ」という画面が出てきます。

「Active Backup for Office 365へようこそ」という画面が出てくる様子

 

これを有効化するには、事前にアカウントを作成しておく必要があるので、そちらの手順も画像を張りながらご紹介していきます。

アカウントの作成はこちらから。

 

アカウント作成

先ほどのリンクへ飛ぶと、「Synologyへようこそ!」という表記がある画面へ移るので、該当するユーザー区分を選択します。

今回は、ビジネスユーザーを選択しました。

該当するユーザー区分を選択する様子

 

続いて、「どちらからご利用ですか?」という画面に移るので、「アジア」を選択します。

※日本は選択肢に存在しないようです。

「どちらからご利用ですか?」という画面で該当地域を選択

 

続いて、「サービス条件」という規約確認画面が表示されるので、同意して次へ。

規約確認画面で同意する

 

「お客様についてお聞かせください」という画面が出てくるので、必要事項を入力します。

※全て必須入力です

必要なユーザー情報を入力-その1

 

続いて、「お仕事中の連絡先をお願いします」も同様に入力します。

必要なユーザー情報を入力-その2

 

「Synologyから受け取りたいニュースの分類を選択してください」という画面は、任意で必要なものを選択します。

「Synologyから受け取りたいニュースの分類を選択してください」という画面は、任意で必要なものを選択

 

「もうすぐ終わりです。」という画面が出てきたら、登録したメールアカウントに確認メールが飛んでいるはずなので、リンクをクリックしてアクティベートをしておきます。

この画面は閉じておいて問題無いようです。

「もうすぐ終わりです。」という画面

 

Active Backup for Office 365のセットアップ

「Active Backup for Office 365へようこそ」という画面から、『有効化』ボタンを押下すると、ログイン画面へ推移するので、先ほど登録したアカウント情報を入力して、「Active Backup for Office 365」のアクティベーションを行います。

「Active Backup for Office 365」のアクティベーション

「Active Backup for Office 365」のアクティベーション-その2

 

次に、「Office 365 エンドポイントを選択」という画面が出てくるので、適切なものを選択します。

今回は、通常のOffice 365 環境でテストを行うので、デフォルトのまま次へ。

 

「Office 365 エンドポイントを選択」画面

 

office 365のサインイン画面が出てくるので、サインインを行います。

office 365へサインイン

 

必要なアクセス許可要求がずらっと出てくるので、下の方にある「承諾」を押下します。

必要なアクセス許可要求画面

 

更に「Active Backup for Office 365 requires for following permission」画面が出てくるので、「Agree」を選択します。

「Active Backup for Office 365 requires for following permission」画面

 

すると、「タスクを作成」という画面が表示されるので、必要事項を入力します。

「タスクを作成」画面

 

「バージョンコントロール」画面では、各種ポリシーを設定できます。

今回はテストなので、スケジュールを組まずに手動バックアップで。

「バージョンコントロール」画面

 

「タスクサマリ」が表示されるので、各種設定を確認後、適用します。

「タスクサマリ」画面

 

「バックアップを今実行しますか?」と問われるが、とりあえずキャンセル。

「バックアップを今実行しますか?」

 

以上でセットアップは完了となります。

非常に簡単な作業なので、ここまで10分程度あれば作業を終える事が出来るでしょう。

 

バックアップ実行

さて、セットアップが完了したところで、早速バックアップを行っていきましょう。

 

まずは、先ほど作成したタスクリストを選択し、上部のバックアップボタンを押下します。

バックアップボタンを押下

 

すると、確認メッセージが表示されるので、このまま「はい」を押下します。

確認メッセージ

 

これだけでOKです。

非常に簡単ですね。

 

プログレスバー等は表示されませんが、進捗状況を確認したければ、タスクリスト上部の詳細ボタンを押せば下記の画面が表示され、ファイルごとにバックアップが成功しているかどうかを確認する事が出来るようです。

 

後は完了するのを待つだけですね!

 

所要時間はどれくらいだったか?

今回は、メールボックスデータ以外にも、OneDriveにも大量の画像データを事前に入れておいた状態でフルバックアップ検証を行いました。

 

実際に先ほどのタスクリストで検証を行った結果を、前提条件込みで表にまとめております。

項目
詳細
メールボックス+OneDriveの容量(365管理画面で確認しました)10GB+678GB=688GB
バックアップデータの容量113.61GB
所要時間11時間37分57秒

 

思ったより時間がかかりましたね…。

ちなみに、100M専用回線でテストしてますので、ダウンロード速度が激遅という訳でもないです。

 

しかしながら、容量は中々良い感じの圧縮率ですね。

良い感じです。
※もしかすると、管理画面上で確認した容量は、ごみ箱内の容量も含んでしまっているかもしれません。

 

また時間が出来たときに、差分バックアップやリストア等も確認しておきたいですね。
→リストア試してみました!

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オンプレミスADと連携させた状態でOffice365のバックアップを取った場合はどうなるのでしょうか?

少し気になるので、時間が取れたらこの辺りも検証しながら少しずつ記事にしていくかもしれません。

 

という事で、Office365のバックアップツールを検討されている方は、保有ライセンス数によっては大幅にコストを抑えることが出来るSynology社のNASを候補に入れて検討されてみるのもいいんじゃないかなと感じた次第です。

 

それでは今回はここまでとなります。

ありがとうございました!

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